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+++eternity+++

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October


一つじゃなきゃ、だめなの?

どうしても、選ばなきゃならないの?

ぜんぶ大切じゃ、だめなの?

ぜんぶ一番じゃ、だめなの?





―痕。―


どうでもいい痕は

いつまでもしつこく私を汚すくせに

残って欲しい痕は

何故すぐに消えてしまうの?

皮膚が破れて血が滲んだって

歯を立てて深く肉を抉ったって

私は全然構わない

消えそうならば何度でも



私が貴方を忘れぬように。





少し、

疲れたみたい。

身体が重くて、

上手く動かせない。

自分の指一本さえ、思い通りにならないなんて

一体、どういうこと?

不思議。

あんなに煩かった声が、

もう何にも聴こえない。

自分の息の方が、

よっぽど頭に響いて耳障り。

あんたの顔、

なんか歪んで、いつも以上に不細工。

大口開けて笑い飛ばしたいのに、

出るのは嫌な感じの細い息。


もう、良いだろ?

ちょっと休ませろよ。

ここに来るのに、

力、使い果たしちゃったんだって。

少し、休んだら

また頑張るから。

もう、一人にしないから。

だから、お願い。




お願い。







―夢。―


夢を、みたよ。

みんな側にいて、

笑ってて、

温かくて、

僕は、幸せだった。



―夢を、みたんだ。





君が、どこかで震えているようで。

君が、どこかで泣いているようで。

僕は、秋雨が嫌になりました。




・・・今、何してる?





恋を、しています。

胸が破れると、想うのです。

呼吸が止まると、想うのです。

もう―次の瞬間には。

私が私でなくなっていると、想うのです。






なに?

泣いてるの?もしかして。

何でおまえが泣くの。

泣かなくて良いんだよ。

だって、傷ついてないだろ?

おまえは、あんなので傷つけられたりしないだろ?


あんなやつに、おまえが。

傷つけられるワケないだろ?








アナタは何処か遠くへ行きたいと言うけれど。

いったい、何処へ逃げられるというの?

アナタは何もかも放り出したいと言うけれど。

いったい、どれだけのモノを持っているというの?

アナタはもう限界だと言うけれど。

いったい、どれほどのことをしたというの?

アナタは自由になりたいと言うけれど。

いったい、何に囚われているというの?


自らを籠に篭めて。

アナタはいったい、何を夢見ているの?





分かっていたのです。

ほんとうは。

自分で傷をつけたのです。

他の誰でもない、私が。

私を傷つけたのです。

私だけが守れる私を、

私がいちばん傷つけたのです。





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